日本材料技研株式会社

溶媒フリー酸化反応触媒ノンハライト®

日本材料技研(JMTC)の溶媒フリー酸化反応触媒ノンハライト®は、過酸化水素を酸化剤として、有機溶媒を使うことなく酸化反応が進行するため、ハロゲンフリーエポキシの合成などに用いることができます。

近年、有機溶媒を使わない有機合成反応は、廃棄物を減らし環境への負荷を抑えることができるため、サステイナブルケミストリー/グリーンケミストリーとして注目されています。ノンハライト®は、有機化合物と過酸化水素水を染み込ませ、粉体状態のまま静置するだけで、有機溶媒を用いることなく廃棄物は水だけというサステイナブルケミストリー/グリーンケミストリーを実現できます。

また、ノンハライト®を触媒として用いた酸化反応は、一般的に使用される塩素系溶媒を使用しないため、ハロゲンフリーな製品が得られます。ハロゲンである塩素を含有する製品を低温で焼却するとダイオキシン類が発生する可能性があります。そのため、主に電子機器業界ではグリーン調達の一環として、ハロゲンフリーな材料が必要とされます。ノンハライト®は、これまでハロゲンフリー化することが難しかったエポキシ樹脂等の合成に適用することで、新たなハロゲンフリーエポキシの合成などに使用することができます。

日本材料技研(JMTC)では、ノンハライト®を用いて合成したハロゲンフリーな脂環式エポキシ樹脂DCPE-DEも提供しています。